みるじかん

みるじかん / 読みもの

ワイルド・スピードを観る順番|公開順・時系列順とTOKYO DRIFTの位置、全11作の上映時間

ワイルド・スピードは初めてなら公開順がわかりやすい。本編10作とスピンオフ『スーパーコンボ』の日本公開時期・上映時間、時系列で観るときの『TOKYO DRIFT』の置き場所、次作の公開予定を、審査機関と配給の資料で整理しました。

内容の確認日:2026-11-01

画像はイメージです

結論:初めてなら公開順。2周目は『TOKYO DRIFT』を後ろへ移す並べ方も

初めて観るなら、2001年の『ワイルド・スピード』から2023年の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』までの本編10作を、公開順に観るのがわかりやすい順番です。3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は、主人公も舞台もほかの作品と離れた独立色の強い作品ですが、後の作品で本編とのつながりが出てきます。2周目に物語のつながりを優先したい場合は、『TOKYO DRIFT』を後ろへ移す並べ方があります。資料の手がかりから言えるのは「7作目『SKY MISSION』より前」までで、6作目『EURO MISSION』の後に置くのは、配給会社の公式な説明ではなく、広く紹介されている並べ方です。配給会社が公式に示した時系列表は確認できませんでした。

2019年の『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は、本編の番号に入らないスピンオフです。原題は「Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw」で、ホブスとショウの2人が主役です。公開時期どおり、8作目『ICE BREAK』と9作目『ジェットブレイク』の間に観ると流れが自然です。

上映時間は、本編10作の合計が約1243分(約20時間43分)、『スーパーコンボ』を含めると約1379分(約22時間59分)です。週末に2本ずつなら、本編だけで5週ほどの計画になります。以下、一覧表、時系列で観る場合の考え方、スピンオフの扱い、次作の予定の順に整理します。

公開順と上映時間の一覧(本編10作+スピンオフ)

上映時間は、英国映画分類委員会(BBFC)のデータベースに記録された劇場公開版(2D)の長さを、1分単位に四捨五入したものです。2011年以降の作品は、日本の映画倫理機構(映倫)の審査記録の長さも並べました。日本公開日は、1・2作目が配給元UIPの当時の公式サイト(インターネット・アーカイブの保存版)、3作目が日本映画製作者連盟(映連)の資料の記載です。5作目以降は映連の資料に公開月だけが載っているため、年月で示しています。

『ワイルド・スピード』シリーズ(公開順)
順番邦題原題日本公開監督上映時間(BBFC)映倫の記録
1ワイルド・スピードThe Fast and the Furious2001年10月20日ロブ・コーエン107分—
2ワイルド・スピードX22 Fast 2 Furious2003年8月23日ジョン・シングルトン108分—
3ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTThe Fast and the Furious: Tokyo Drift2006年9月16日ジャスティン・リン104分—
4ワイルド・スピード MAXFast & Furious確認できずジャスティン・リン107分—
5ワイルド・スピード MEGA MAXFast Five2011年10月ジャスティン・リン130分2時間10分
6ワイルド・スピード EURO MISSIONFast & Furious 62013年7月ジャスティン・リン130分2時間10分
7ワイルド・スピード SKY MISSIONFurious 72015年4月ジェームズ・ワン137分2時間18分
8ワイルド・スピード ICE BREAKThe Fate of the Furious2017年4月F・ゲイリー・グレイ136分2時間16分
外伝ワイルド・スピード/スーパーコンボFast & Furious Presents: Hobbs & Shaw2019年8月デヴィッド・リーチ136分2時間16分
9ワイルド・スピード/ジェットブレイクFast & Furious 92021年8月ジャスティン・リン143分2時間23分
10ワイルド・スピード/ファイヤーブーストFast X2023年5月ルイ・ルテリエ141分2時間21分

最も長いのは『ジェットブレイク』の約143分、最も短いのは『TOKYO DRIFT』の約104分です。4作目までは100分台ですが、5作目『MEGA MAX』から130分台以上になり、9・10作目は140分を超えます。後半の作品ほど、1本に2時間半近くを見込んでおくと予定が崩れません。

4作目『MAX』の日本公開日は、配給会社の資料など一次資料では確かめられなかったため、表では「確認できず」としました。配給会社は、映連の資料の配給会社欄では3作目がUIP、5作目『MEGA MAX』以降が東宝東和です。1・2作目は映連の一覧に載っていないため、UIPの当時の公式サイト(保存版)で公開を確かめました。

日本での興行収入(映連の「興行収入10億円以上番組」に載った作品)
作品公開興行収入(億円)
TOKYO DRIFT2006年9月10.0
MEGA MAX2011年10月14.4
EURO MISSION2013年7月20.2
SKY MISSION2015年4月35.4
ICE BREAK2017年4月40.5
スーパーコンボ2019年8月30.6
ジェットブレイク2021年8月36.7
ファイヤーブースト2023年5月38.3

時系列順で観るなら:『TOKYO DRIFT』をどこに置くか

まず断っておくと、ユニバーサル・ピクチャーズや東宝東和など配給側が公式に示したシリーズの時系列表は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。そのうえで、公開されている資料から確かめられる手がかりは二つあります。一つは、7作目『SKY MISSION』が映倫の作品紹介で「東京、アブダビ、ロサンゼルス」を舞台にした作品とされていること。もう一つは、BBFCの記録で『SKY MISSION』の出演者に、『TOKYO DRIFT』の主演ルーカス・ブラックの名前があることです。

『TOKYO DRIFT』は、BBFCの作品概要によると、刑務所行きを避けてアメリカを離れた高校生が日本のストリートレースに関わる話で、1・2作目とは主人公が違います。公開は3作目ですが、物語のつながりは7作目『SKY MISSION』の側にあります。ここまでの手がかりから言えるのは、『TOKYO DRIFT』を『SKY MISSION』より前に置くということまでです。それより前のどこに置くかについて、配給・制作側の公式な説明は見つかりませんでした。下の表は、そのうえで広く紹介されている「6作目『EURO MISSION』の後、7作目の前」に置く並べ方です。

『TOKYO DRIFT』を6作目の後に置く並べ方(公式の時系列表ではありません)
順番作品公開順での番号
1ワイルド・スピード1
2ワイルド・スピードX22
3ワイルド・スピード MAX4
4ワイルド・スピード MEGA MAX5
5ワイルド・スピード EURO MISSION6
6ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT3
7ワイルド・スピード SKY MISSION7
8ワイルド・スピード ICE BREAK8
9ワイルド・スピード/スーパーコンボ外伝
10ワイルド・スピード/ジェットブレイク9
11ワイルド・スピード/ファイヤーブースト10

初めて観る人に公開順をすすめるのは、シリーズが公開の順に作られ、後の作品ほどそれまでの作品を観た観客を想定しているからです。上の順番のうち、資料で裏づけられるのは「『TOKYO DRIFT』は7作目より前」という点までで、6作目の後という位置は配給会社が示したものではありません。シリーズを一度観た人が、2周目に物語のつながりを確かめながら観る順番と考えてください。

スピンオフ『スーパーコンボ』はどう扱えばいい?

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)は、原題に「Fast & Furious Presents」とつくスピンオフ作品です。映倫の作品紹介では、かつて敵同士だったホブスとショウが、反目しながらも謎の強敵ブリクストンに挑む話と説明されています。BBFCの記録に載っている主な出演者10人には、本編の主人公ドミニクを演じるヴィン・ディーゼルの名前はなく、ホブス役のドウェイン・ジョンソンとショウ役のジェイソン・ステイサムが先頭に並びます。

本編の番号には入らないため、本編10作だけを追う場合は飛ばしても番号の順は崩れません。ホブスやショウが好きな人や、シリーズを全部観たい人は、公開時期どおり『ICE BREAK』の後に入れると、公開順と同じ流れで観られます。上映時間は約136分で、本編後半の作品と同じくらいの長さです。

次の作品はいつ公開?(2026年11月時点)

米ユニバーサル・ピクチャーズの公式サイトには、題名『Fast Forever』の作品ページがあり、米国での公開日を2028年3月17日と掲載しています(2026年11月1日確認)。日本での公開日と邦題は、この時点で配給会社の公式発表を確認できませんでした。日本の公開予定は、発表があれば東宝東和やユニバーサル・ピクチャーズ ジャパンの公式サイトで確かめてください。

よくある疑問

『TOKYO DRIFT』だけ観ても楽しめるか。主演はルーカス・ブラックで、BBFCの作品概要でも日本のストリートレースに関わる高校生の話として説明されており、1・2作目を観ていなくても筋は追えます。シリーズ全体とのつながりは、7作目以降で意味を持つ形になっています。

上映時間の資料によって数字が違うのはなぜか。BBFCと映倫では、同じ劇場版でも審査した素材の長さが1分ほど違うことがあります。たとえば『SKY MISSION』はBBFCで約137分、映倫で2時間18分です。また映倫には、2021年の再上映向けに審査された1作目の新版(1時間46分)の記録もあります。この記録の原題欄は4作目と同じ「FAST & FURIOUS」ですが、邦題が「ワイルド・スピード」で、あらすじもロサンゼルスのストリートレースを描く1作目の内容であることから、1作目と判断しました。この記事の表はBBFCの劇場公開版の記録に統一しています。

全部観るのに何時間かかるか。本編10作で約20時間43分、『スーパーコンボ』を含めて約22時間59分です。1日1本なら11日、週末に2本ずつ(土日に1本ずつ)なら6週ほどです。

参考資料

← 記事一覧へ戻る · 編集方針